2010年01月10日

また観てきてしまいました。

仮面ライダー x 仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」、先月も公開初日に観に行ってきましたが、その日は前日にひいた風邪が後をひいていた影響で、みっちりと楽しめた実感が沸かなかったので、新年の慌しさも一段落した今日、再度観てきました。
 あらすじは先月観た時点で理解していましたが、今日は体調万全の上で観たので、今度こそみっちりと楽しんでこれました。
 前代未聞な展開で終了したOA版も含めて何かと叩かれ続けているらしいディケイドですが、わたしとしてはOA版も色々な意味で「そこまでしてそうくるかッツ」と驚きつつも楽しんできましたし、今作も平成仮面ライダー10周年の締めくくりと、新たな始まりを同時に飾るに相応しい内容だと思っています。何と言ってもディケイド自体、平成仮面ライダー10周年記念の御祭プロジェクトですからね。

 ここからは例によって長いので、今更感全開ながら興味ある人は以下のリンクから御覧ください。

1:仮面ライダーディケイド・完結編
・ディケイド激情態はその顔と形態名通り、開幕から激走していますね。
※「激情態」という名義は555のオルフェノクを彷彿とさせますが、映画を意味する「劇場」と士がキレたことを意味する「激情」を掛けていることは、平成ライダーを観続けてきた人なら誰もが見当ついたことでしょう。
例1.射程無限&完全追尾のディメンションキックでスカイを撃墜。
例2.スーパー1とカブトをクロックアップ→インビジブル→ディメンションキックの凶悪コンボで瞬殺。
例3.巨大なJすらも、平成主役ライダーの装備でないギガントとサイドバッシャーのコンボで軽々KO。
※夏の劇場版と言い今作と言い、Jは巨大な割にあっさりKOという不憫な役回りを託されていますね…御気の毒に。
例4.追撃してきたブレイドをFFRして、その相方こと龍騎を倒すのに用いた後投げ捨ててディメンションキック。
例5.歴代仮面ライダーの中でスペック上はズバ抜け過ぎているクウガ・アルティメットフォームとも互角に戦い、相討ちになりかけつつも勝利。
 今まで鳴滝がディケイドを「悪魔」呼ばわりしてきたのは、その能力をフルに駆使したら、このようなトンデモナイ強さになることが見当ついていたからかもしれませんね。
・タックルこと岬ユリコは、早い話が「蜂女に敗れて絶命したものの、誰とも向き合えなかったことの無念さから精神は消滅しきっておらず、世界中から敵視される士に自分との共通点を感じたことで、絶命したことを忘れつつも再び実体化した。そしてつれない反応をされつつも士と向き合えたこと、更に宿敵たる蜂女に一矢を報えたことで、現世での無念を晴らして眠りについた」…と言ったところでしょうかね。真相は、今後発売される可能性の高いディレクターズカット版で掘り下げられることを期待するのみですが。
・ユウスケが士との一騎打ちでアルティメットフォームに変身しましたが、自我を保っているなら赤き眼の方がよりサマになっていたかも…と今更ながら思ってしまいました。あと、ライジングアルティメットでなく敢えてこちらが出たのは、夏の劇場版が微妙なパラレル話であることを演出するためか、クウガのOA当時から少なかったアルティメットのマトモな戦闘シーンを少しでも増やすためか、はたまた…?何にせよ、FFRカード無しでゴウラムに変貌しディケイドとの相討ちを試みる様は、御人好しなユウスケならではの最後の手段と言えますね。CMでの台詞「俺は悪魔にだってなってやる!!」がカットされていた点が残念ですが。
・夏ミカンもキバーラの力で中の人にとって念願のライダーに変身しましたね。紅親子の纏ったキバの鎧と違って命を削った描写がないのは、キバーラの力はキバット親子とは微妙に違う可能性も考えられそうですね。キバの特徴たるフェッスルも未装備でしたし。しかしその姿で「笑いのツボ」を決行する様は、色々な意味でヘタな攻撃技より断然奇抜です。ところで、キバーラは自分の主人たる鳴滝がゾル大佐として夏ミカンの前に立ちはだかった際に、仕える側としての葛藤はなかったのでしょうかね…?
・ディケイドはライダー化した夏ミカンに介錯同然で倒されましたが…その際の遺言からして、士は破壊者として戦いの中で自分の居場所を見出しつつ、いつか倒されることを望んでいたわけですかね。そしてここまで変身していない海東は、OA最終回で爆弾発言した件もあって敢えて倒す側に回らなかった…そういうことでしょうか。
・紅渡からディケイドの真の使命が今更ながら語られましたが、あちら様の御話から察するに、世界の融合は歴代仮面ライダーに関する記憶の抹消を意味し、ディケイドがライダーと戦うことで世界が融合から開放される、つまりライダーに関する記憶が維持される。以上より、ディケイドは歴代仮面ライダーに関する記憶を後世に残すために敢えて彼らと戦わねばならない。しかしディケイドの特有の世界は元々ないので、使命を終えたら消滅するのみ…と言ったところでしょうかね。随所で言われているように、思いっきりメタフィクションな御話ですがね。
・レギュラー一同及び各世界のライダーの記憶を元に、士は無事復活するわけですが、この様相は心成しか電王っぽくも思えますね。あちらも、記憶が時間の根幹を成す要素として扱われていましたからね。
※この辺に関しては、「支離滅裂」「御都合主義の極致」など色々百叩きにされているようですが、辰巳社の特集本に載っていた白倉Pと米村氏のインタビューによると、御二方共この流れに決めるまでに相当頭を振り絞られたようで…そういう意味では、無理矢理感は隠せないとは言えよくぞどうにか纏め込んで下さいました、と言うべきでしょうかね。
・ドラスとの戦いで、ディケイドのコンプフォーム化に伴い平成ライダーが一斉に最強フォーム化する中、クウガがライジングアルティメット、電王が超てんこ盛りこと超クライマックスに夫々強化されることは、「テレビマガジン」の記事で公開前から知っていましたが、本編で実際に観るとやはり壮観ですね。ただ、ケータッチのライジングアルティメットのボイスを今回も聞き逃してしまった点が悔やまれます。超てんこ盛りは9人中最後で「スーパークライマックス」と発声されたのでわかりやすかったのですが。
・ドラスに対する最強フォーム総攻撃は、先に輪をかけて壮観ではありますが、同時に微妙に惨いかも?などと思ってしまいました。あと、攻撃の組み合わせも個人的に一部残念な所があったりもします。ドラグランザー必須で一人だけ大掛かりになる龍騎サバイブはまだ目を瞑れるものの、装甲響鬼はフォーティーン戦のように装甲声刃を使って欲しかったですね。あとはアギト・シャイニングフォームとクウガ・ライジングアルティメットのダブル必殺キックも観たかった…まぁ、それでも十分壮観過ぎるくらいに壮観ではありましたがね。
・ディケイド・コンプフォーム危うしという所でこのパートを切り上げる辺り、OA最終回を彷彿とさせる演出とも思えますね。意図の有無は不明ですが。
・ゾル大佐としての姿も、あくまで一時的に変貌していただけだった鳴滝の正体は、今作でも結局判明しないまま…ディレクターカット版では果たして語られるのでしょうか??


2:仮面ライダーW・ビギンズナイト
・今更言うまでも無いながら、吉川晃司氏のおやっさんこと鳴海壮吉としての演技は渋み全開ですね。氏のファンは特撮作品に興味が無くても一見の価値有りと言えるでしょう。
・壮吉の変身するスカルも、その外観に永徳氏と吉川氏で徹底的に摺り合わせたと思われる演技もあって、これまた渋み溢れるライダーとなりましたね。歴代仮面ライダーの中でも、ここまで渋みを追求したライダーは早々いないのでは。
・壮吉と警備員の戦闘シーンは、平成ライダー愛好者としてはある意味で見所と言えそうです。何と言っても、平成ライダーに欠かせないスーツアクター・岡元次郎氏とのアクションシーンもありますからね。
・ビギンズナイトにて、壮吉がWドライブギアを携えてミュージアムの施設に侵入していましたが、いずれOAの方でそれを託した面々も登場するのでしょうか。
・幽閉時のフィリップは、その能力をガイアメモリ開発に利用されていたようですが、OA16話にて園崎冴子がフィリップに言った「余計な記憶は消してあげる」という台詞から、ビギンズナイトまでの時期もガイアメモリ開発に不要な記憶を随時消されていたということでしょうか。
・ファングフォームはいつものフィリップからは想像もつかないワイルドっぷりで、基本9フォームとはまた違う方向で燃えますね。ただ、OA16話の回想シーンのように、フィリップの精神が発狂する恐れが高いために、同話に至るまで封印されてきたわけですが…
・教会での翔太郎の壮吉に関する台詞は、大切な人の死を受け入れることへの答えの一つとも言えますね。思わず頷いてしまいました。
・牧師の持っていたガイアメモリは、「DEATH」ではなく「DUMMY」だったわけですが、怪人体ながら亜樹子のスリッパツッコミで痛がるとはどんだけ直接攻撃に弱いんだか。


3:MOVIE大戦2010
・要塞から逃げるディケイドと牧師を追うW、二人が邂逅する開幕の展開は、物語的には無理矢理っぽくても演出的には絶妙と思います。
・平成全ライダーの一斉FFRは、やはり整列して順番に変貌する奇抜な光景で吹きますね。
・Wがハードタービュラーでスーパージョッカーのマンモス兵器を乗っ取り、マキシマムドライブまで決行しましたが、よくよく考えるとハードボイルダーのシステムは何気に凄いのではないかと思えます。
・死神博士に変貌させられたじっちゃんこと栄次郎、ガイアメモリが原因だったわけですね。園崎霧彦が目撃した、おでん屋で園崎琉兵衛とじっちゃんが相席していた時に受け取った…と解釈すべきですかね。夏の劇場版でも、イカデビルに変貌して倒された後に平然と元に戻っていた点から、何処かしらのタイミングで前以ってメモリを渡されていたのかも。それならば鳴滝も、同じく琉兵衛からゾル大佐のメモリを渡された可能性も…全てはディレクターズカット版を待つしか。
・アルティメットDのDはDUMMYのD。この変貌の過程も、先2パートの引っ張りを活かした重ねて絶妙な展開だと思いますね。尺の都合かもしれませんが、圧倒的な戦闘力を有しておきながら、ディケイドとWのトリプルエクストリームで呆気無く倒された点は少々勿体無いかも。
・最後の最後に登場した謎の男…既に情報が出回っていますが、果たしてOAでは如何なる方向から翔太郎一行に接触してくるやら。今日立ち読みしたとある雑誌の記事では、風都を掃き溜め同然と見なしているらしいですが…


 振り返ってみれば、ディケイド完結編のコメントがやけに長くなってしまいましたが、敢えて語られていないことが多い故に、それだけ思うところが多々あったわけですね。

posted by srx_ssp at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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